堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

凡犬の由来

 昨日は凡猫が我が家に来た経緯を書きましたので、今夜は凡犬が来た経緯を・・・

 家内は職場の人間関係で行き詰まり精神的に弱っていた時期がありました。

 その時に「犬が飼いたい」と言いだしたのです。

 以前から犬が飼いたいとは何度も言われていたのですが「共働きの我が家で飼われる犬は可哀想だ」と説き伏せてなんとか納まっていました。

 しかし、職場の関係で精神的に参っている家内に「ワンコはダメ」と全否定もできず、家内と犬好きの友人達も家内の味方になって私を説き伏せてくるので「外(ベランダ)で飼うなら・・」という条件をつけて仕方なく了承しました

 私の住むマンションはペット飼育可なのですがサイズが決まっており、だいたい柴犬サイズの大きさくらいが上限と決められています。(マンション内は抱っこ移動という規則もあります。)

 家内が希望する犬は「犬種は雑種でも何でも良いけれど、小型犬は嫌、ペットショップでお金を出して買うのではなく、迷子や捨てられた保護犬が飼いたい」ということでした。

 私の合意を得て犬が飼えるとなったとたん、家内はPCで犬の保護団体のHPを探しまくりました。

 大阪府では大手の保護団体の譲渡会を訪ねて行き、我が家の飼育条件とこういう犬が欲しいと相談したようです。

 ですが、「お留守番の多い家はちょっと・・・」「ベランダで飼育する場合夏場に肉球を火傷するかもしれないので、その対策を・・」などと言われ結局、譲って貰えなかったようです。

 それでもめげない家内は徳島県の団体を見付け出し、問い合わせのメールを送った所、その団体(徳島県)は我が家が出す条件でも犬を譲ってくれると言ってくれたのです。(都会の保護団体は室内飼育が原則のところが多いですが、地方の団体は条件付きで外飼いでも譲っていただける場合があるようです。)

 初めて犬を飼う家内は「成犬」を希望しました。当然の事ですが、留守が多い我が家で仔犬から飼うのは無理だと判断したようです。

 団体の方から「この犬はどうですか?」と紹介された雌の柴犬をとりあえず見てみようと、はるばる徳島まで犬に会いにいきました。(車で3時間!私も連れて行かれました。)

 ネットで見たワンコは、やはり暗い顔をしておりましたが、いざ会いに行ってみると笑顔で私達を迎えてくれたのです。

 犬を見たとたん家内は気に入ったようで「この子にする」とさっそく連れて帰ったのです。(普通はお見合いの後すぐに連れ帰ることができない団体のほうが多いです。ハウスチェックが入る事が原則です。)

 こうして凡犬は我が家の一員になりました。

 いざ、飼い始めてみると家内は「可愛いくて 可愛いくて」と目を細めています。

 成犬になってから来ましたので、子犬と違い「大人しい」という性格が解っていましたので大正解といったところですが、今では部屋の中に居るのが当たり前になって大きな顔をしています。

 暗い顔の凡犬が一匹、今も私の横で「ダラー」と寝そべっております。