堺市の変人

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ハレルヤ

 今、アレクサンドラ・バークの「ハレルヤ」を聴いています。

 ハレルヤといえば、ヘンデルの大作「メサイア」の中の「ハレルヤコーラス」が有名ですが、なにせ3部構成で2時間30分の曲ですので、なかなか聞き通す機会がありません。

 今、流れている「ハレルヤ」は、カナダの詩人・小説家でもあるシンガーソングライターのレナード・コーエンが作詞・作曲したポップス(ポピュラーソング)です。

 しかし、ポップスといえども「ハレルヤ」の意味そのものが「神への賛美」を意味するようですので聞いていると崇高な気持ちになること請け合いです。

 人気が有り有名な曲ですので、アメリカでは一時、皆が同じ「ハレルヤ」を歌うため「オープンマイク(飛び入り)」時には「ハレルヤ禁止」なんて事も有ったようです。

 本家本元のレナード・コーエン以外にもジェフ・バックリィボブ・ディランなんかがカバーしていますが、私はアレクサンドラ・バークの「ハレルヤ」が最も気にいっています。

 コーエンは、真面目に背広にネクタイ姿で歌いあげていますし、バックリィはフォーク調でしんみりと歌っています。

 しかし、広い音域と圧倒的な声量で耳に飛び込んでくるバークの「ハレルヤ」は圧巻です。黒人歌手を思わせる少しハスキーな歌声は聴く者を引き付ける「味」を感じさせてくれます。

 簡単にネットで試聴出来ますので一度聴いてみて下さい。同じ曲を色んな歌手で聴き比べるの楽しいものです。

 ボブ・ディランといえば、2016年のノーベル賞文学賞)受賞式への出席を「先役がある」といって断った話は有名ですが、「賞」そのものを辞退すればデュランの本領発揮!さぞかし痛快だったろうと思ったのを思い出してしまいました。