堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

やってしまいました、射場山

 久し振りに六甲に登りました。というより迷いました。今回は、「雨が降るかも?」といった予報でしたので山に登る予定は有りませんでした。地図・磁石・ヘッドランプ・・・何も持参しませんでしたが、当日は「晴れ!」・・・。

 少し迷いましたが、家内と御母さんは近くの「道の駅」に突撃!私は、前々から山の店で聞いていました「瑞宝寺谷西尾根」に偵察がてらに登ってみることにしました。

 この「瑞宝寺谷西尾根」は、登山地図にも道が書かれていないようなルートですが、入り口さえ間違えなければ藪こぎは無く半袖でも可といった情報でした。

 登山口が分からなければ無理せず戻って来るつもりで、登り口を探しながら瑞宝寺公園を奥へ奥へと沢を遡って行った所までは良かったのですが、確りとした踏み後もだんだん心細くなって、木に巻き付けられた標識(テープ)だけが頼りといった道に入ってしまいました。

 「六甲」は、何処でも人里に近いので「まあ、どうにかなるか?」と思いながらテープを頼りに、ほとんど踏み跡が無い斜面をひたすら登ること1時間、自分の居る場所を見失ってしまいました。(方向を見失ったという感じです。)

 大体の位置感覚で、「此処だ!」と思った所を進んでいたつもりでしたが、道も無い山の中をグルッと一回りしていました。(完全に道を見失っています。)

 先ずは、上へ上へと登りピークまで!「射場山」の小さな標識を見つけ一安心!「北はどちら?」、かろうじて陽射しが有りましたので、木の陰で大体の方向が解ります。ピーク付近は所々にテープが有りましたので辿って行きましたが、直ぐにテープが見当たらなくなり、後は方向感覚だけを頼りに道の無い斜面をひたすら下るといった状態でした。(陽射しが無ければ何処へ向かっているのか分から無かったです。)

 結局、3時間程山の中をうろついていた事になりますが、さすがに,踏み後の確りした山道に出た時には「ホッ」としました。

 下山後、山の店で失敗談を話していたのですが、「射場山」は山好きの店員さんも「一度登ってみたいと思いますが、道がないようです。」といった超マイナーな山だったようです。

 残念ながら、もう一度「射場山」に登れと言われても行きつけるか余り自信がありません。次回は、再度「瑞宝寺谷西尾根」に普通に登りたいです。

 地図も磁石も持たないで、知らない山に登ってしまった「バカなオッサン」でした。