堺市の変人

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ちょっと変!

 6月7日の日本経済新聞に「国会、大幅延長見送り」という記事が掲載されていました。副題に「加計問題、早期幕引き図る」と出ていましたが、なんとなく遣る瀬無い思いがします。これで「健康増進法改正案(受動喫煙)」は成立の見込みが無くなってしまいます。また、「刑法改正案(性犯罪罰則強化)」や「ギャンブル依存症対策基本法案」も日程が厳しいため黄信号という事らしいです。

 ただ、十分な会期の延長がなされない理由が、加計学園問題の論議を早く切り上げたいとか、東京都議選に悪影響を及ぼすと言った事を聞くと「国会」の使命を忘れた愚行のような気がします。「すぐにでも国会を閉じたい」という自民党幹部の発言は、私には全く理解出来ません!

 「国会」は、万人の幸せのために、国の進むべき道を決める大切な場のはずですが、今の対応を見ていると、私には内閣や自民党の護身としか見えません!

 「民主主義とは与えられるものでなく、人民が不断の努力で守っていくもの」という言葉が思い出されます。今、私達が享受している「民主主義」も、多くの民衆の血によって獲得されましたが、私達は改めてその事に思いを馳せる必要があるのではないでしょうか?

 今国会では法案審議を徹底的にやる、加計問題は臨時国会で事実究明を徹底するといったような事は出来ないのかな?

 もし、加計問題がうやむやになれば政府自民党は「ホッ」とするかも知れませんが、国民の政権に対する信頼は失墜する事を忘れてはなりません。