堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

餌食らう凶器

 さあ寝床に入ろうかと寝室に行くと、我が家の凡猫が家内の足元で横になっていました。寝る前にちょと可愛がってあげようと頭を撫でていましたら、家内が「ゴロゴロ喉を鳴らしてないから怒ってるで!」と注意の声が飛んで来ました。

 私にしてみれば、撫でてもらっているのに怒ることは無いと高を括っていましたが、目と目が合った瞬間、飛んで来ました「猫パンチ!」、それも私の左目がターゲットでした。

 一瞬瞼を閉じましたので、被害はまゆ毛の横と瞼、それに目の下の三か所です。手を当てると確り血が出ていました。傷はそんなに深く無かったので軟膏を付け、バンドエイドを貼ってといった具合です。

 腹が立つことに、家内に軟膏を付けて貰っている時、何も無かったかのように加害者が私の足に擦り寄ってきました。まるで「ゴメン」と言わんばかりに!

 以前にも額に「猫パンチ」をくらい少し血が出た事が有りましたので、これで二回目です。この猫は、私が家を空けていた時に家内が拾ってきましたので猫にとっては私が新参者に映るようです。

 「人間に一番身近な野生」を言われる猫ですが、犬とは大分勝手が違います。犬は何時からでも躾次第で飼い主をリーダーと認識し甘えもしてきますが、猫はネズミを取るのも何をするのも本能のまま行動しているようです。

 この凡猫、腹が立つことに家内には確り甘えていくのに、私にはきっちり距離を置いています。

 今では凡猫を撫でる時には、顔だけはパンチの届かない距離を保つよう注意しています。医者に聞いたところ、角膜は血管が通っていないから傷ついても治らないようです。(要注意!)

 私にとっては、「餌食らう凶器」のような猫ですが、家内は何時も「世界一可愛い猫」と目を細めています。この時も「あんたが悪い」の一言でした。

 犬より野生に近い猫ですが、そこに多くの人びとが引き付けられているような気がします。

 まっ「暴力には屈せず!」共存を目指します!