堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

日差、±10秒

 「グランド・セイコー」といえば、誰もが知る「セイコー」の高級腕時計です。外国人観光客が「グランド・セイコー」を2~3本まとめて買って行かれたような事も聞こえてきましたが、日本ブランド(高品質)の代名詞のような存在で海外でも評価が高いと聞いています。

 最近、家内の職場で此の時計を買った人が居ました。訳あって買ったとか言っていたようですが、腕に付けてみると、さすがに「グランド・セイコー」、隙の無い作りがカッコ良い!と大満足されていました。

 しかし、一月程して、「一日10秒遅れる」という事に気付き、時計ショップに相談に行った所「機械式(オートマチック)ですので、この位の誤差はどうしても出て来ます。」との返事が帰って来たとの事でした。

 ずいぶん前から、クォ―ツの時計が主流となっています。月差±10秒~年差±10秒と機械式とは雲泥の差、電波時計に至っては標準時を拾ってくる訳ですから誤差無しといった時計に囲まれています。それだけに機械式時計の誤差に違和感が生じるのは当然と言えば当然です。

 考えてみれば、わが国では古来、不定時法により刻(とき)が流れていました。昼と夜をそれぞれ6等分して一刻(約2時間)としていましたので季節によって一刻の長さが違ってきますが、それでも人々は何不自由なく暮らしていました。太陽がこの位置位に集まろうと言った感じでは無いでしょうか?

 私は一年位前に「ハミルトンのカーキ(中古)」を15,000円で購入しました。機械式の手巻き、アメリカの軍用時計にルーツを持つ此の時計は当然そんなに正確では有りませんが、アウトドアにはピッタリ!大変気に言っています。