堺市の変人

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花はどこへ行った

 「花はどこへ行った」は、世界で一番有名な反戦歌と言われている名曲中の名曲です。若い頃には英語の歌詞を覚え口ずさむ程好きな曲でした。(英語は頭から出ていくのが早く今ではすっかり忘れています。)

 よく聴いていたのは「ブラザーズ・フォア」、男性ボーカル4人の歌声が新鮮で「グリーンフィールズ」や「遥かなるアラモ」「500マイル」「トライ ツ リメンバー」と多くの好きな曲がありましたが歌詞を覚えられたのは、この曲だけでした。

 ピーター・ポール&マリーやキングストン・トリオなんかも有名ですが、女性ボーカルが耳についたり少しテンポが速かったりと言った具合で少し馴染めません。(あくまで好みの問題ですが。)

 やはり「花はどこへ行った」は男性ボーカルのハーモニーが心地よいブラザーズ・フォアです。流石に元祖「花はどこへ行った」のピート・シーガ―の歌声は、バンジョーの弾き語りという事もあって素朴な美しさが心を揺さぶりますが、私の中では僅差でブラザーズ・フォアが上を行ってます。

 今朝も、この曲を口ずさみながら犬の散歩をしていたのですが、近くのマンション横の緑道(歩道)を歩いていた時、マンションの管理人さんらしき人が道に落ちている桜の花びらを掻き集めていました。ふと「この花びらはどこへ行くのかな」と考えてしまいました。 自然の中、野山に咲いている桜の木は花が落ちても大地と一体になり次の命の糧となります。

 しがし、街で咲いている花や木の葉は集められ焼却されているという事は、本来の自然の循環が断たれているような気がします。今まで何気なく見ていた光景でしたが今日は少し違って見えてきました。(素直に御苦労さまと言えないオッサンです。)

 「花は少女に摘まれ」「少女は恋人のもとへ」「恋人(兵士)は戦場へ」「戦場はお花畑に」と歌われている「花はどこへ行った」ですが、歴史は繰り返されるという言葉が悲しく響きます。

 同じ事で「二度としません」と何度も謝っているオッサンも同じようなものですね!