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堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

思い出の保護犬たち(Part 1)

 既に30匹位の保護犬の預かりをしました.。小さいのや大きいの性格もガウガウ犬からベタベタ犬まで色々でした。(我が家はマンションですので大型犬は預かれません。)保護犬暦は6年と言ったところですが、その間の負傷回数は2回と年数のわりには少ない方かなと思っています。因みに、犬好きの家内の負傷暦は1回だけ?(何故か預かり主の方が少ないです。私はお手伝いだけなのに!)

 預かり期間は短いので3日、最長で6ヶ月位でした。困った事が有れば保護主(ドッグトレーナー)さんに何時でも聞けますので気は楽ですが、なにせ預かり物ですから元気な状態で保護主さんにお返しした時や里親さんにお渡しした時には、流石に「ホッ」とします。

 どの子も可愛いワンコ達でしたが、やはり長く預かっていたワンコ(なかなか里親さんが見つかった犬)は、はっきりと記憶に残っています。

「ゆい」

 沖縄の言葉で「ゆいまーる」の「ゆい」琉球犬と柴犬のミックス・雌・3歳でした。

 飼主さんに赤ちゃんが生まれるということで飼育放棄、全く可愛がられていなかったようで最初は人に対して唸り続ける犬でした。唸ったら飼い主が怖がり逃げていくものだという事が習慣になっていたようです。

 唸られても絶対目を逸らさず、鼻息がかかるまで顔を近づけて睨みあいをした末、ゆいの方が目を逸らして此方の勝ち!そんな睨み合いを3~4回続けてやっと上下関係が分かったようでした。(トレーナーさん曰く、躾は絶対良い形で終わらせて下さい。犬が勝ったら制御が効かなくなります。)

 しかし一旦、飼い主の事を「この人は悪い事はしない」「自分(ゆい)より上の生き物」と認識すると、ゆいは絶対の信頼を寄せてきます。この犬はとても頭が良い犬で「お座り」「ハウス」は軽くクリア!それどころか「そろそろ寝ようか」と人が立ち上がると、何のコマンドも出していないのに自らハウスに入るという話題の官僚顔負けの忖度(そんたく)上手を発揮します。今の飼主さんも「この子は一回教えたら理解します。」と自慢されていました。

 私(主人)の膝に乗る時は「よし」というコマンドを待ってからしか絶対飛び乗らないのですが、家内の膝に乗る時はコマンドを待たず自分が乗りたい時にさっさと乗るという順位付けのはっきりした犬でした。

 ゆいを撫でていたら先住犬が「私も」といって寄って来た事がありました。その時ゆいが「ウ―」と唸った為、「こらっ」と言って躾をいれました。ゆいは慌ててテーブルの向こうへ。私はこれ見よがしに先住犬を撫でていたら、ゆいは「うぉ~ん」と悲しそうな声を出して此方を見詰めていました。(根性の悪いオッサンです)

「よしっ」といってゆいを呼んだ時の嬉しそうに飛んできたゆいの顔は今でも忘れません。

 譲渡後、暫くしてゆいに合う事が有りました。黒々と輝いている毛並みからワンコがいかに可愛がられているかが解ります。一番嬉しい瞬間です。

「ホク」

 ハワイ語で「星」という意味の名前です

 迷い犬として保健所に保護され迎えが来なかった犬です。雑種・雄・推定3歳

 コーギーの血が混じっているのか足が短く、少し長毛で今にも噛みつきそうな怖い顔をした犬でした。動物病院の受付の方に犬種を聞かれた時なんかは、「エリザベス女王が飼っているコーギーの原種です」「犬種はワイルドコーギー」とかもっともらしく言っていましたが、一瞬本気にされたようです。家内がつかさず「嘘です!」と訂正を入れてました。(真顔で嘘を付くオッサンです)

 しかし、怖い顔には似合わず一旦慣れてしまうと、とても表情豊かな人懐こい犬でした。「ホク」と呼ぶと何時も耳を後ろに倒して「ニコニコ」しながら飛んで来ます。

 人と一緒に居ることが一番のご褒美で、夜も一緒に寝たがりました。私の布団に上がって来ると足で押し返されるので、いつも家内の布団の上に乗って寝ていました。

 この犬は性格はとびきり良いのですが見た目の悪さからか、なかなか里親さんが現れず気が付けば6ヶ月も一緒に暮らしていました。

 しかしある日、時々おじゃましているドッグラン&カフェのオーナーさんから「家に迎えたい」というお声が掛かりました。前回ランにおじゃました時にホクがオーナーさんの犬と仲良く遊んでくれた事がとても嬉しかったらしいです。「ホクは自分で里親さんを見付けたようなものだ」と何時も言っています。。

 今ではカフェの立派な看板犬となり、ホク目当てのお客様も来られていると聞きます。ホクは私達が行くと何時も満面の笑顔で迎えてくれます。

                                次回に続く