堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

大袈裟な奴!

今朝は所用でワンコを連れて何時もの倍くらい歩きました。

預り犬も問題無く飼主に合わせて歩いてくれますので、二匹連れでも何の心配も無く歩くことが出来ます。

 

ただ、何時になく預り犬のウンチの回数が多く少しお腹を壊しているようでした。

まあ元気にしていますので、心配する事は無いのですが、やはり心配です。

 

もう暖かくなって来ていますので冷えているとも思えません。

思い当たるのは、日曜日に家内がワンコ(二匹)を躾教室に連れて行った事ぐらいです。

ドッグランで多くのワンコと一緒に居て緊張したようです。

おやつをあげても緊張のあまり一口も食べなかったようです。

 

神経質極まりない預り犬ですが、可哀想だからといって多くの犬の居る所に連れて行かなければ改善が見込めませんので、ワンコに慣れてもらうしか仕方がありません。

夜のフードにはビオフェルミン(人間用)を四分の一放り込んでおきました。

 

用事を終えて何時もの公園まで帰って来た時、今度は我が家の凡犬が足を庇うように歩き初めました。

まるで肉球にトゲでも刺さっているような様です。

可哀想だと思いワンコを引き寄せ仰向けにして肉球を見てみました。

トゲなんか刺さっていません!

よくよく見ると肉球の間に小さな枯葉が挟まっていました。(本当に小さな葉っぱです)

 

そういえば、こ奴は以前から抱っこするときに指がチョットお腹側に入っただけでも「キャン キャン」と、まるで虐待でも受けているように騒ぎます。

散歩中にも、何かの拍子に少し飼主の足がお尻に触れても「キャン キャン」騒ぎます。

家内なんかは「私が虐待してるみたいや!」と怒っていました。

 

肉球に挟まった葉っぱくらい自分で取って欲しいものです!

人の同情を買うような過剰な反応は止めて欲しいものです!

大袈裟な奴め!

ジャシンタの歌声

シンガポールの女性ボーカリスト「ジャシンタ(Jacintha)」、ジャシンサとも呼ばれていますが、正直、日本人のボーカルでは聴く事の出来ない歌声です。

ボリュームのある低音とハスキーぽい歌声は正に目の前で彼女が歌っているように感じられます。(ジャシンタは決してハスキーボイスではありませんが臨場感のあるブレスが心地よいです)

 

私の好きなアルバムは「HERE’S TO BEN (ベン・ウェブスターに捧ぐ)」、一曲目のGEORGIA ON MY MIND(我が心のジョージア)は、レイ・チャールズでお馴染みの曲ですが、彼女の歌声には独特の優しさと憂いがあり聴く者の心を捉えて離しません。

 

三曲目(ダニー・ボーイ)になると完全に歌の世界に引き込まれる事請け合いです!

歌い始めから驚かされます。アカペラ!

伴奏無しで歌いあげる彼女の歌唱力の凄さに驚かされます。

7分余りの曲ですが、最初から2分30秒位は伴奏無しです。しかし、全く不足感無し!かえって歌心がじっくりと伝わって来るようで文句の付けようがありません。

 

3番から伴奏が入りますが、これも聞かせます!

テディ・エドワーズの太いテナーサックスの響きが、この歌をジャズっぽくしているようで、良く聞くダニー・ボーイとは違った雰囲気を醸し出しているようです。

ジャシンタの歌声とテナーの響きが最高にマッチしています。

 

このジャシンタ、日本では高音質のCD(XRCDやSACD)で早くから紹介されていましたので、オーディオマニアの間では人気があるようです。

私もマニアのお宅でこのCD(XRCD)を聴いた事がありますが、さすが高級なスピーカーから流れる彼女の歌声は、口を開く時の音まで聴こえてきそうで、臨場感満点でした。(大袈裟ですが口の動きまで伝わるようでした)

 

ジャシンタのCDでは、もう1枚「枯葉(AUTUMN LEAVES)」もお薦めです。

一度聴いたら忘れられない「優しさ」を持った歌声です。

以前紹介しました、「エバ・キャシディ」同様、もう少し幅広く一般に聞かれても良いような気がしてなりません!

登山家「田部井淳子」

女性世界初でエベレスト登頂に成功した田部井淳子、根っからの登山家ですが、その生き様は私なんかの想像をはるかに超えたものです。

 

テレビで「田部井淳子 人生のしまいかた」という番組を見ましたが、癌で余命宣告を受けても心配するのは子供達の富士登山の事のようだったようです。

 

女性ペアによる初めての谷川岳一ノ倉積雪期登頂、女子登頂クラブによるアンナプルナⅢ峰登頂そしてエベレスト、マッキンリー(現デナリ)・・・

女性で世界初の七大陸最高峰の登頂者として世界的にも有名な田部井ですが、その評価がネパール王国最高勲章、文部省スポーツ功労賞、日本スポーツ賞内閣総理大臣賞、ソ連のスノ―・レオパ―ドの称号・・・

名声もたいしたものです。

 

しかし、彼女の尊敬できる点は、輝かしい登頂や受賞ではありません。

自分が求める登山にはスポンサーなどの資金を得ていない事も凄いですが、それ以上に彼女は東日本大震災で被災した東北の高校生の富士登山に最後まで尽力し、死の間際まで富士登山の資金の心配をしていたというのは、私なんかには考えも及ばない生き様です!

 

これ程「私欲」の無い人生に触れると、まだまだ「この世も捨てたものでない」と勇気を与えられる思いです。

幾多の厳しく高い山に登った田部井ですが、そんな事はおくびにも出さずに人々に接する彼女の振舞いは、並みの人間では出来ません!

 

同じ日本人で良かったと思わせる人、ナンバー1です!

ナタリー コール

車で音楽を聞いていたら、ナタリー・コールアンフォゲッタブル」が聞こえてきました。

ナット・キング・コールと娘のナタリーとのデュエットです。

20~30年位前に良く聴いていましたので、懐かしさのあまり聴き入ってしまいました。

 

ナタリー・コール(1950年~2015年)」といえばR&B(リズム&ブルース)とジャズ!黒人独特の少しハスキーな歌声、歌唱力抜群で声に深みがあります。

ソフトな歌からパンチの効いた歌まで自由に歌いこなす歌唱力は、さすがグラミー賞の最優秀R&B女性ボーカル賞、最優秀新人賞、最優秀アルバム賞を獲得しただけの事はあります。

 

ナット・キング・コールが歌い有名な「アンフォゲッタブル(忘れられない人)」は、ペギー・リー、サミー・デイビスJr、オスカー・ピーターソン八代亜紀・・・多くの人がカバーしていますが、1991年に亡き父ナット・キング・コールの音源と娘ナタリーによる録音が大きな話題を呼び、グラミー賞「ソング・オヴ・ザ・イヤ―」を獲得しています。

 

時代を越えた父娘の共演ですが、亡き父の音源がよみがえり娘ナタリーとデュエットしていますが、上手く録れており違和感を感じさせません。

正に父娘が生でデュエットしているようです!実の親子だから出来た企画かも知れません。

 

落ち着いた夕刻、片手にお酒でもという時にピッタリのCD(アンフォゲッタブル)ですが、もう一つ気に入っているのがジャケットです。

ナタリー艶やかな姿が印象的ですが、カラーで無くモノクロなのが、これしかないという雰囲気を醸し出しています。

正に「ジャケット買い」しても良いと思わせる程秀逸です。

 

22曲入っていますが、最初から最後まで飽きずに聴き通す事ができます。(選曲が良いのか?曲の並べ方が上手いのか?)

私は、一曲目の「THE VERY THOUGHT OF YOU(君を想いて)」なんかが好きですが、どの曲を聴いても彼女の歌唱力に酔わされてしまう事請け合いです。

 

一時代前の懐かしい思いに浸れるナタリー・コールの「UNFORGETTABLE(アンフォゲッタブル)」、聴いて損の無いCDです。

「今なんて言いました!」

先日、犬の躾教室に行った時の事です。

いつもは家内だけが犬達を連れて行っていますが、寒い時期、路面も心配でしたので「たまには行ってみるか」と思い一緒に出掛けました。

 

躾教室と言っても「今日はこれをレッスンします」といったものではなく、ドッグランや室内で犬を自由にし、その場その場で出てきた問題にどう飼い主が対処するかをトレーナーさんに教えて頂くといった形式の教室です。(勿論、日頃の悩みにも答えて頂けます)

 

時には犬同士で喧嘩という事もありますが、参加している飼い主さん達が「喧嘩の納め方も勉強」と思っている方ばかりなので、飼い主さん同士で揉めることはありません。

 

躾教室では犬が悪い事をした時、その場で直ぐに叱るのが原則なので、近くに飼い主さんが居なくても悪い事をする犬が居たら、自分の犬でなくても参加者の皆さんがきっちり叱ってくれます。

 

「家の犬になんて事を」と文句を言う飼い主さんは一人もいません。と思っていたら先日文句を言う飼い主さんが一人居ました。

何を隠そう家の家内です!

 

その時は、ドッグランに出たい犬がランの入り口の前で扉が開くのを今か今かと出走前の競走馬のように待っていました。

それを見たトレーナーさんは、扉が開けば飛び出そうとする犬を足で払いながら「人の許可を得る前に出てはいけない」ということを教えようとしていました。

 

その犬達の中に我が家の預かり犬が居ました。預かり犬は12歳という歳にも関わらず、二歳や三歳の若い犬達の先頭に立ってランに出ようと待ち構えていましたので、足で払われていたようです。

 

それを見た家内が「〇〇(預かり犬の名前です)を蹴らんとってください」とトレーナーさんに向かってボソッと言ってしまったのです。

それを聞いたトレーナーさんから「今、なんて言いました?」との鋭い声が返ってきたそうです。呆れたような顔とともに!

 

家内はすぐに「しまった」という顔をして何かごにょごにょ言って誤魔化していましたが、トレーナーさんの呆れ顔はそのままでした。

 

家内も自分の犬が躾けられているのを見ても平気なようですが、預かり犬はお婆ちゃんなので「あまりキツイことはしないであげて」と思ってしまったようです。

後から家内は「しまったと思ったわ」と反省しきりでした。

 

「悪い犬は居ません!悪い飼い主が居るだけです!」、トレーナーさんの声が聞こえてこるようです。

トミーズの「あん食」

この前の休日に神戸まで行って来ました。

目的は「トミーズ」というパン屋さんの「あん食パン(あん食)」、「秘密のケンミンショー」や「ちちんぷいぷい」などのTV番組で紹介され、それを見た義母が「一度食べてみたい!」と何時になく家内に調べろと催促していたためでした。

 

先々週の休日には同じくTVで紹介されていた「ポニー ポニー ハングリー」に焼き菓子を買うために一時間半も並んだのですが「また今週も?」というのが正直な気持ちでした。

そこは言い出したら聞かない我が家の女性陣、逆らえっこありません。

 

家内が「あん食の予約はできますか?」とお店に確認したところ「テレビで紹介されてからは予約はお取りしていません」「並んでいただければ、お一人一本限定で購入して頂けます」とのことでした。

それでは、という事で出かけることにしました。

 

「トミーズ」は神戸に4店舗ほど有るようなのですが、私たちが行ったのは「魚崎本店」、ここはパン工場の横でお店を出しておられるので、次々に焼き上がりを待ちさえすれば買えるという家内の読みです。

 

道中は渋滞もなくスムーズにお店に到着、お店は工場の前面に作られており、前に三台くらい車が置けそうな駐車場があります。人が並んでいるので二台くらいかな?

店に面した道路は対向二車線、それほど広い道ではないのですがなんとか車を停めるスペースはありました。

私たちが到着した時は三人位しか並んでいなかったのですが、にみるみる内に10人位に列が伸びました。

 

「あん食」だけではなく、ケースの中に色んなた種類の美味しそうなパンが並んでいます。(ケースの中に入ったパンを店員さんが入れて行ってくれる形式での販売です)

私たちは勿論「あん食」を一人一本ずつ注文(一斤半で650円です)、他にもたまごパンやあんパン等沢山のパンを昼ごはん用に買い込みました。

一つ一つのパンの値段もそんなに高いものではなく、昔からある「町のパン屋」さんといった感じです。

 

菓子パンにしても総菜パンにしても特別変わった種類などはありません。ただ、あん食も含めて、このお店のパンの特徴は生地のもちもち感につきると思います。

「もっちり」したパンが好きな方には向いているので、家内や義母は「おいしい、おいしい」と食べていましたが、どちらかというとハード系のパンが好きな私には「美味しいには美味しいがあまり特徴がない」と感じました。(好みの問題ですが)

目的の「あん食」ですが、おすすめの食べ方は厚めに切ってトースターで焼きバターを塗って食べるようです。

 

義母はこの「あん食」を大事に少しづつ食べているらしく、「一斤半も期限内に食べられへんやろ?!」という家内に「ちゃんと切って冷凍してある」と、満足げに話していました。

喜ぶ義母の顔を見ると行って良かったと思います。

家内は「あれだけ食欲あったら長生きできるわ」とあきれ顔でした。

突然の「鉄鋼・アルミ関税上げ」

アメリカのトランプ大統領は、3月1日に突然「鉄鋼とアルミの輸入制限」を発表し議論を呼んでいます。

鉄鋼に25%、アルミに10%の関税を課する方針のようです。

 

これについては、アメリカ国内でも異論が出ており、トランプ大統領が属する共和党上院コ―ニン院内幹事も含め、輸入制限を憂慮する共和党議員が続出していますので混乱が続きそうです。。

 

関税そのものは、自国産業を守る為に各国がそれぞれの輸入製品に課していますので、世界的にみても輸入制限(関税等)は必要悪?といった感がありますが、今回の鉄鋼・アルミへの関税は、少し首を傾げたくなってしまいます。

 

今回のトランプ大統領の方針は、純粋に国内産業の擁護という政策よりも、11月の中間選挙をにらんだ業界への選挙対策といった要素が強いといわれています。

 

ダンピング(不当廉売)の対抗措置として関税をかける事については、競争条件を公平にするという主旨から一定の理解が出来ますが、選挙対策の理屈付けが「国家安全保障」上の問題というのは、私にはこじ付けのようにしか聞こえません。

 

既にEU(欧州連合)は、対抗処置の準備に入っているようですし、中国も追随する可能性も否定できません。

「貿易戦争」、ちょっと大袈裟かも知れませんが、今回の「鉄鋼・アルミの輸入制限」が世界の公正な貿易の妨げにならない事を心から願います。

 

現在、アメリカはTPP(環太平洋パートナーシップ)から離脱しています。

TPPは、アメリカを除く11カ国(日本を含む)が参加し大筋合意に至っていますが、最終目標は、関税ゼロを目指しているTPPですが、アメリカは政権交代後にTPPから離脱しています。

最近、またアメリカは復帰を検討しているとの報道がなされています。

 

しかし、客観的・合理的理由が明らかでない今回の輸入制限を考えると、トランプのアメリカがTPPに復帰してきて色々な条件を付けて来ると、せっかく大筋合意に至っているTPPが振り出しに戻りかねない懸念があります。

TPPに参加国である日本の立場は難しいものがありますが、アメリカに追従するのか世界貿易を拡大する立場に立つのか、じっくり腹を据えて取り組んで欲しいものです。

 

それにしても、一時は世界の自由貿易拡大のリーダーシップをとっていたアメリカですが、今はトラブルメーカーのような気がしてなりません。

今ほど、「規律あるグローバリズム(国を越えた地球的共同体)」が求められる時はないのかも知れません!