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堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

小さな大冒険

 実家の近くに「畝傍山」があります。標高が200㍍弱、麓から100㍍も登れば山頂ですから、散歩のついでにちょっと山頂までといった感覚で簡単に登れてしまいます。

 万葉集にも「香具山は畝火(うねび)ををしと 耳成(みみなし)と相あらそひき神代より かくにあるらし古昔(いにしへ)も然(しか)にあれこそ うつせみも嬬(つま)をあらそふらしき」と歌われている大和三山のひとつですが、私にとっては小さい頃の遊び場です。

 小学生の頃、悪ガキ仲間で初めてこの山に登った時は、ちょっとした探検家気分でした。子供の目には、私が今見ている畝傍山が10倍も大きな山に見えましたし、分岐が有れば片方は何処の世界に続いているかといった具合で小さな私達には「大冒険」でした。

 ほんの近くの森や村も、子供にとっては「トトロの国」を見に行くような好奇心の対象であったような気がします。

 ひょっとしたら、あの頃だったら「ドリトル先生」のように動物と話が出来たり、「まくろくろすけ」が見えたりしたかも?

 家の横に小屋を作り銀玉鉄砲で道行く人を討ったり、屋根に漫画を持って上がり基地を作ったりもしました。(勿論、こっぴどく怒られました。)

 携帯電話やゲーム機なんか無かった時代ですが、周りの自然や身近に有る物で楽しく遊んでいた時代が懐かしく思い出されます。

 子供たちが家に帰ってゲーム機なんかで遊んでいるのを見ると、少し寂しくなってしまいます。何かと便利な時代になりましたが、失ってしまった大切な物が有る様な気がします。

卵とじウドン

 若い頃は良く山に行ったものです。北アルプスが多かったですが一週間位縦走した事も有りました。勿論、小屋泊まりで無くテント泊です。(安くつきます!)そろそろ体力的にも小屋泊まりを真剣に考えた方が良いのは分かっていますが、一日行動してベースキャンプに帰った時の「あー、家に帰った」という充実感は今も忘れません。なにより、テントは自分達だけですから全く気を使わずノンビリ出来ます。

 ただ、食料も一週間分となると持っていける量に限度が有ります。どうしても食事量が少なくなりますので、下山した時には必ず体重が減っています。

 徳沢なんかの人が多い場所では、ゴミ箱に未だ食える野菜やパンなんかが捨ててあり有り難かったですが、上に上がれば上がる程貴重な栄養源が無くなってしまいます。(徳沢で食べた、拾った野菜で作ったサラダの美味しさは今も忘れません!勿論、梓川で丁寧に洗いました。)

 山行の終盤ともなると、話題と言えば「食い物」の話が多かった気がします。山を下りれば「僕は絶対にかつ丼!」「大盛りのカレー」・・・それぞれが口に唾をしながら夢を語り合います。私はその時、「大阪の卵とじウドン」が頭から離れませんでした。

 薄味の「他人とじ」では無く「卵とじウドン」です!優しい味付け(調味料の味がしない)で卵の味が確りしているウドンは2杯くらい一気にいけそうです。(二十歳代の話です。)

 そういえば、昔は何処のお店でも「卵とじウドン」がメニューに載っていたような気がしますが、最近とんと見かけません。お寿司屋さんで良く食べた「とり貝」なんかも、最近見かけません。(回転寿しばかり言っているから?)

 昔は当たり前のように有ったものが、知らぬ間に消えていってしまうのは少しさびしい気持ちです。

 それにしても「大阪の卵とじウドン」は、美味しかったなあ・・・

太極拳?を見た

 今は預かり犬がいますので、私とワンコ2匹で朝の公園を歩きます。

 預り犬は、ウンチをしたりしなかったりで「ヤキモキ」させますが、この季節の散歩は色とりどりの花が目を楽しませてくれます。最近は公園のベンチで休憩がてらに煙草を一本ゆっくり吸ってというパターンで多いのですが、今日は二本吸ってしまいました。

 ゆっくりベンチに座っていると音楽が聞こえて来ます。そこでは、中国人らしきご夫婦が太極拳をやっておられました。朝の7時過ぎの事です。

 一曲目が終わると、ご主人が「剣(舞踊用)」を取り出し剣舞のような仕草で踊っておられます。三曲目になると、今度は青竜刀(舞踏用)に持ち替え又一曲舞われていました。

 私には曲に合わせてるというよりも、大地の呼吸に合わせて体が動いているように見えました。

 ゆっくりとした時間の流れに溶け込んでいるかのような体の動きは、自然と一体となっています。清々しい朝の静かな公園には、太極拳のような比較的ゆっくりとした動きがマッチしています。長年やっておられるのか安定感のある体の動きに最後まで目が離せませんでした。

 二本目の煙草を吸い終わり、何時に無く清々しい気持での帰宅でした。

逃げられた!

 近くのショッピング街を歩いていたら、気になるポスターが目に入りました。

 「迷い犬 さがしています」6才の黒柴MIX、17㎏と大きめのワンコ、怖がりですが咬みはしないようです。5月5日に居なくなったとの事ですので、もう4日も何処かをうろついているようです。

 私も保護犬の預かりをして5年位になりますが、ワンコが家を自分の住家と認識するまでは気を使います。逃げられたら戻って来ません!

 小さめのワンコを預かった時、合う首輪が無かったためハーネスで代用したのですが、これも「スポッ」と抜けワンコが明後日の方向に逃げた時が有りました。ゆっくり歩いて近づき、隙をみて捕まえましたが確り咬まれました。(ワンコにもよりますが、走って追いかけたら余計逃げていきます。)犬に咬まれた傷が「疼く」のを初めて経験しました。

 いつぞやは、マンションの玄関で首輪抜けされ、マンションの車寄せ辺りでの大捕り物!此方が寄れば犬は逃げる!の繰り返し!入ろうとしている車の運転手に「早よ捕まえろ!」と叱られましたが、「捕まえられるものなら捕まえている!」と言い返したかったです。植え木の茂みに追い込み確保、「ホッ」としました。

 六甲山でも伸縮式のロングリードを持って山を下っていた時、私が転倒してリードが手から離れてしまい、驚いたワンコは一目散に山道を下って行きました。あわてて追いかけ車道まで出ましたがワンコは何処にも居ません。もう一度山道を登っていくと、途中で「キャンキャン」と犬の声、リードが木に絡まって動けなくなっていました。命拾いといったところです。それからは、保護犬には普通のリードとチョークをダブルで使い手が離れても良いようにうようにカラビナで繋いでいます。

 今、思えば逃げたワンコは揃って「ビビリ犬」でした。飼い主との信頼関係が出来るまでは要注意です!

 今日は雨、迷子犬が気になります。早く見つかりますように!

しらす丼

 初めて「しらす丼」を食べましたが、意外と美味しく癖になりそうです。「ご飯」と「しらす」だけでもOK!少しの大葉とワサビが有ればなおOK!と至って簡単な料理ですが「しらす」の味が十分に楽しめて経悦至極といったところです。

 早速、家でも挑戦してみました。ただし、「鉄火丼」と同じく失敗のしようが無いほど単純な料理ですので安心です。タレはそうめん汁(つゆ)、とにかく安く付きます。

 やはり日本食(ユネスコ無形文化遺産)は、スープが命のフランス料理や強い火力が勝負の中華料理と比べると、より素材の味を楽しむ料理と言えます。あまり濃い味付けは好まず野菜や魚の素材が持っている旨みを楽しむという点では、「しらす丼」は「鉄火丼」と並び最もシンプルで素材の味を堪能出来る料理のような気がします。

 加えて、塩控えめ!油控えめ!砂糖控えめ!の日本料理は、健康に良いと世界でも注目されているようです。

 料理の話をしている時、海外に住む友人に「日本人はスタンダードが高い」と言われた事が有ります。ホノルルにあるアラモアナショッピングセンターでもちょっとお洒落なお店で頼んだパスタが口に合わず残してしまった時の事です。日頃から薄味に慣れているのですから素材の旨みを嗅ぎ分けるのに長けているのかも知れません。(当たって無いかも?)

 今度は、白粥にしらすを乗せて、少し醤油をたらして・・・今から楽しみです。

町の眼鏡屋さん

 10年以上使っている眼鏡が壊れてしまいました。私は何時もの如く修理をすれば後5年位は使えるかな?と思い駅前の眼鏡屋さん(大手チェーン店)に聞きに行ったとこと、「フレームが壊れていなっかったら下半分のナイロン糸の交換は可能です。店で出来るナイロン糸の交換は無料です。」との返答に「ホッ」としていましたが、たまたま、この眼鏡を買ったお店の近くに行く事が有りましたので寄ってみた所、糸が切れた眼鏡に加え今使っている眼鏡の糸も「経年劣化が有りますので此方も変えておきます。」と簡単に二つの眼鏡のメンテナンスをやってくれました。「この眼鏡はあと10年位使えますよ」との言葉に思わず「ニッコリ」、加えて修理代無しのサービスでした。

 「町の眼鏡屋さん」恐るべしといったところです。

 車でしか行けない不便な所にある小さな眼鏡屋さんですが、病院の指定眼鏡店にもなっているだけあって、しっかりした「技術」が否応なしに伝わって来ました。家内も「今度はやっぱりあそこで眼鏡作るわ!」と、改めて感心したようです。普段使っている遠近両用の二つの眼鏡、15年位前に買った物ですが、まだまだ使えそうです。

 最近の眼鏡は、修理なんかせずに使い捨てといった感が有るようですが、私は修理して長く使える眼鏡に愛着を感じます。

 以前、ジーパンのボタンホールの補強にリフォームの店に行った時にも「補修して使う人は多いですか?」と尋ねた所、「最近は1~2シーズンだけ着られる方が多いです。リフォームや補修して着られるのは年配の方がほとんどです。でも昔の服の方が生地も良いし縫製もしっかりしてます。」との答えが返ってきました。

 オジン臭いかも知れませんが、古くても気にいった物はなるべく長く使って行きたいと思います。

歴史は繰り返す!

 イギリスは昨年の国民投票を受け今年の1月にEU離脱を正式に表明しています。

フランスの大統領選は、過半数を獲得した候補者が居ない為、改めて親EUと反EUの決戦投票が行われる事になっているようですが、二回目の投票日5月7日はフランス一国に留まらずヨーロッパの将来にも重要な影響を及ぼす大切な日になるような気がします。

 ヨーロッパ大陸の諸国は、第一次世界大戦第二次世界大戦を経て、二度と悲惨な戦争を起こさないシステムの構築を模索してきました。鉄鋼と石炭をめぐるフランスとドイツの争いを防ぐべく欧州石炭鉄鋼共同体の設立に始まり、EEC(欧州経済共同体)・EC(欧州諸共同体)・EU(欧州連合)と段階を踏んで戦争に対する防波堤を築いてきたともいえます。

 最終的には各国の外交や軍備の統合も論議がなされていたようですが、先ずは経済圏と通貨(ユーロ)の統一がヨーロッパ大陸の繁栄と戦争の再発防止に不可欠であるという強い思いが有ったように感じます。

 チャーチルも早くから「ヨーロッパ合衆国」(イギリスは含まれていなかったようです。)という概念をもっていたようですが、二度の大戦で国土が荒廃したヨーロッパが大きすぎる代償をはらって有るべき姿を追い求めてきた一つの形で有るようにも思います。

 アメリカのトランプ大統領は「アメリカファースト」を提唱し、イギリスはEU離脱、ヨーロッパ各国でポピュリズム大衆迎合)がもてはやされている事を考えると半世紀以上歴史が逆戻りしているような気がしてなりません。因みに、米国は移民の流入に厳しい政策をとるようですが、アメリカで移民で無いのは「ネイティブアメリカン」だけでは?トランプ大統領も立派な移民の子孫です。ヨーロッパからの移民が良くも悪くも今のアメリカを創ったと思います。

 フランスがEU離脱なんて事になると、次はドイツ・・・EUに代わる戦争の防波堤は無い訳ですから、「歴史は繰り返す」といった事にならないか不安な気持ちになります。

 戦争だけは絶対に起こしてはなりません!

 戦場に命を懸けるのではなく、戦争を起こさせないため命を懸けたいものです!