堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

イヤシ犬

 私の知人である「凡犬」が、家に来てから、早や6年が経ちます。一応柴犬ですが、気性は、よく言われる一人の主人に忠実な、というより、食べ物を貰えるなら誰にでも尻尾を振っている節操のない「柴」です。大阪の愛護団体は室内飼いという条件が厳しく田舎の団体から譲って頂きました。

 当初はマンション(ペット可)のバルコニーでなら、という条件で飼い始めたのですが、今では、部屋の中で大きな顔をしているワンコです。(私はイヌは外飼いが当たり前という田舎者です。)

 推定3~4歳で貰って来ましたので今では9~10歳と、もう初老のおばちゃんです。何時も暗い顔をして「花」のない奴ですが、家内は、いつものごとく「世界一可愛い柴犬や」と目を細めています。

 保護犬といえば、よく「可愛そうやね」とイヌ好きの人から同情されますが、私は里親が見つかったワンコはこれから幸せになるのだから「ハッピー」なイヌだと思います。可愛そうなイヌは、里親が見つからず殺される犬たちです。捨てられたり保健所に持ち込まれるイヌの内、年間、ワンコで16,000匹、ニャンコで67,000匹が殺されているという事を聞くと寂しい気持ちになります。

 心ある多くの人が里親となってワンコやニャンコを貰っておられるのを見ると、まだまだ、この世も捨てたものでないと思います。

 反対に、人間がペットに救われた(救われている)と言う事も多々あるような気がします。

 介護犬、介助犬、セラピー犬、救助犬・・・数え上げたら切りがありませんが、私の家内も、一時「うつ」を患った時に来たのがわが家の「凡犬」です。家内は事あるごとに「この子が居ててくれたから立ち直れた」と言っています。(私も居てたのに?)

 知人のドッグランのオーナーも、事故でワンコを無くした当時、「私なんかは、イヌを飼う資格なんかない」と、大変落ち込んで居られたのが、縁あってわが家(一時預かり)から保護犬(短足の雑種)を迎えてしばらくすると、「この子が来てくれたから、またイヌを飼う気になった」「この子は、来る犬に合わせて遊んであげられるんです。保護犬は、心に傷を持っているから飼うのは難しいかなと一ヶ月程も悩んだのがバカみたい!」てなことも有りました。

 ペットロスという事を、よく耳にしますが、何時もイヌを連れて散歩されている方がある日からバッタリと見かけなくなったので、心配になった知人がお尋ねすると「ワンコが亡くなって、仕事にも行く気がしない」と大変落ち込んでおられたようです。余りの落ち込み様に、「早くワンコ連れてきて、あの人死んじゃう」てなことで、これも保護犬を貰われたようですが、今では、「この子の餌代も要るので働かなければ」兄弟犬だったので「もう一匹も貰っておけば良かった」という事で一件落着。これも身近で起こった事です。

 最近、子供がイヌに噛まれて亡くなったという痛ましい事故を耳にしましたが、ワンコの一途に飼い主を慕う気持が多くの人を救っていることも忘れないようにしたいです。

 それにしても、我が家の凡犬は、食い意地だけは張っています。餌も、此方で量を調整しなければ、胃袋が破裂するまで食ってしまうのでは?と思ってしまう程の口の卑しい「イヤシ犬」です。

マンタツアー(ハワイの話 その2)

 前回、ハワイ(ハワイ島)に行った時にハワイ在住の友人(日本人です)から、マンタツアーのお誘いを受けました。

 正直言いまして、私は海は苦手です。小さい頃、学校の授業でよくプールで泳がされましたが、耳の水が抜けず、よく耳医者に通った事がトラウマになっているようです。

ですから、ハワイに行っても、一度も水につからない事が多いです。映画「ジョーズ」を観てからは、なお更その思いは確かなものとなっています。(要は怖がりです。)

海好きの人には堪らないハワイも、私の「ハワイの魅力」の中に、海という言葉は入っていません。

 しかし、しかし、家内は満面の笑顔、もろ手を挙げ行く気満々です。「一度やってみたかった!」「私の夢・・・」てな顔をされると、もうどうにでもなれ!という事でツアーの船に乗り込む事になりました。

船は、小さなプレジャーボート(大きなゴムボート)で、波を受けるとジャンプしながらポイントに進んで行きます。まだ、水に入る前なので私も元気一杯です。

途中、サンセットではボートを止め、「カメラ持っている人はこれから水平線に日が沈みますのでどうぞ」、えっ、海に入るんでカメラは置いて来てしまいました。(教訓⇒備え付けの防水バック(小さめ)は有りましたがマイ防水バックは必需品かな?)

 ポイントに着く頃には、すっかり日が暮れ、いよいよ海へ。サーフボードの真ん中に穴が空いていて、集魚灯が海の中を照らしています。私たちはレンタルのウエットスーツ、フィン、水中メガネ、シュノーケルをつけて、ザブンと言った具合です。5~6人がサーフボードの縁に付けられたロープをにぎり、じっと海底とにらめっこです。マンタは集魚灯に集まったプランクトンを食べに、大きな口を開け、体の近くまできてクルッと宙返りをするといった具合です。

 船長(脱サラの日本人)曰く、マンタが見られなかったのは、一度だけだそうです。(マンタとの遭遇率99%)

 マンタとの大接近が出来るポイントに2~3回移動しながらプカプカ浮かんでいましたが、ずっと海ですよ!海!疲れます!

 一方、家内や他のツアー客は大喜び、体が喜びのオーラに包まれているようです。

 はっきり言って、私はシュノーケルも苦手です。初めてシュノーケルを着けた時には、歯でくわえる事を知らず、溺れるかなと思いました。(まだ、最近の話です。)

 私たちは、ハワイ島コナのアロハ・コナ・ツアーズを利用しました。日本人が運営されていますので、当然、日本語OK、ポイントをしっかり探してくれました。他にも、ドルフィンスイムや星空観察・チャーターツアーも有るようです。

 

 

わがが家のぼんぼん

  私は家内と二人暮らしですが、同居者が二人、いや二匹います。

家内にとっては大切な家族らしいですが、私にとっては、あくまで同じ屋根の下に住んでいるイヌとネコです。

「可愛くないの?」とよく言われます。それなりに可愛いですが、やはりイヌはイヌ、ネコはネコです。

イヌの方は「知人」、ネコに至っては私の「敵」と、いつも言っています。

 ワンコの方は、一応私の事を主人だと思っているようですが、お座りと言って座るのは餌をもらう時と撫でてもらう時だけ、ほとんどの場合「おすわり」といっても、聴こえないふりをするといった具合です。

「おまえは凡犬やな」と言ってなでてあげると、尻尾を振って喜んでいる凡犬です!

 ネコに至っては、たまに抱っこしてあげると喜ぶどころか「シャー」と声を出して怒っている可愛さです。いつかは、額に猫パンチくらって、血がタラリと言った事も有りました。凡猫です!

しかし、家内は何時も「世界一可愛いワンコとニャンコ」と目を細めて、溺愛している始末です。

そんな時は、「世界一のワンコやニャンコは飼主の数だけいるで」「可愛い可愛いだけでは問題犬になるで」と皮肉っています。

そういえば、以前ワンコを連れていたご婦人に、冗談で「ワンコと旦那とどちらが大切ですか?」と聞いたところ、まじ顔で「そらワンコ・・・」との返答に、まあ冗談やろと自分に言い聞かせながらも、ひょっとしてマジ?あり得る!我が家も!と思ってしまいました。

マジな話、50~60代位のご婦人が集まって話をしていたら、よく、「うちの主人は去年亡くなったの」「あんた、良かったね」よくある話です。

家内のお母さんも、旦那が亡くなって1年ほどで「お母さん、今が一番幸せや」と言っておられました。

たまに、自分(男)の存在感に、ふと疑問符がつく事があります。歳のせいでしょうか・・・。

そんな事を考えながら、これからも、わが家のぼんぼん(凡犬と凡猫)との暮らしが続きます。

 普通の保護犬(猫)、ただの「知人」と「敵」ですが、最後まで面倒看なければ!

こちらが先に死ぬ訳にはいきません!

 

 

 

 

1,300円の攻防

 20年位前に、ハワイでベネトンのジーパンを買いましたが、最近、膝の所が5センチ位裂けてしまいました。

 私は、捨てるのももったいないから、補修して後2~3年は穿けるだろうと、軽い気持ちで家内に話をしたところ、帰って来た返事は、「このままでいいん違う!最近こんなの流行ってるよ!」どうも、納得がいきません。時代遅れでもオッサンにはオッサンのこだわりがあります。

 ジーパンとは、仕事着(ワークウェア)です。強くて長持ち、何回も洗濯して穿き続けるというイメージが私には有ります。(「ジーパンは洗ってはダメ」という声は聞き流します。)ですから、流行りの「ダメージ加工」は論外です。

 ダメージ加工では無い、出来ればボタン、ソフトでなくハードで穿く時にも窮屈目なのが私の好みです。穿きこんでいくうちに体に馴染んできて風合いも出てくれば最高です。

 今のお気に入りは、ダブルRLのワンウォッシュ(ノ―ウォッシュは買う勇気が有りませんでした。)、ポルシェデザイン、ディオール(古着で買いました。)全てダメージ加工無しです。わざわざ生地を痛めてどうするの!(ブーイング覚悟です。)

 何年か前に、リーバイスのダメージ加工を購入しましたが、だんだんと裂け目が大きくなり、2~3年で穿けなくなりました。(もったいない!)

 私と共に、ジーパンも歳をとってくれたら満足です。身に付ける物は長く使ってこそ、馴染み、風合いも出てくるような気がします。

 そうそう、ベネトンのジーパン、リフォームの店で訪ねたら補修代が1,300円でした。

 大勢に流されるか、自分の意思を貫くかの攻防といった所です。

 

 

 

コーヒー談義

 コーヒーの入れ方というリクエストが有りました。我流ですが、私が注意している内容を少し書いてみます。(冷や汗タラタラ・・・・)

1、初めに、自分の好みの味をはっきりとさせておく方が良いのでは

 ブルーマウンテン・コナ・キリマンジャロ・・・・色んなコーヒー豆が有りますし、店によりブレンドの内容も異なっています。要はいかに自分の好きなコーヒーの味に近い豆を見つけるかがスタートと言ったところです。100グラム3000円もするブルマンが必ずしも美味しいとは限りません。知人と話をしていても、100グラム1000円を超えるブルマン(多分ブルマンミックス)よりも、私が使っている100グラム300円台の豆(ブレンド)の方が飲み比べてみたら美味しかったというような話も有りました。

 「100%のブルマンを飲んだから、美味しいと言わなければ」そんな事は全く無いと思います。美味しいと思わないコーヒーを無理して飲む必要は有りません。値段に関係なく美味しい豆を探しましょう。

2、意外と近くに美味しいコーヒー豆があるのでは

 スーパーや百貨店でコーヒー豆は簡単に購入出来ますが、私の感覚では、焙煎してから日が経っているのか、少し焙しさが少ないようです。町のコーヒー屋さんでも、豆を吟味し丁寧に焙煎した豆は、たとえ苦くても何処かに焙しさが感じられます。焙煎してから日が経っていない方がベターなのは確かです。

3、出来れば自分で豆を挽いては

 挽いた豆を買ってきても、豆の状態が良ければ十分に美味しいコーヒーは飲めます。ただ、その都度、豆を挽いた方が必ずワンランクアップします。

 2人分位なら豆を挽くのに1~2分、後は、コーヒーメーカーに任せ、その間にトーストでも焼いておけば、そんなに時間がかかるものではありません。

 好きな人は、豆を挽いた後、コーヒー豆の粉や皮を吹き飛ばしたり細かい網でこしたりされるようですが、私はしてません。

 因みに、私は「MILLU」のセラミックミルを使っています。小さめで初めは本体が安定せず使いにくかったですが、慣れれば十分使えます。小さいので旅行やアウトドアにも必ず持って行ってます。ザッセンハウスやプジョーでしたら間違いないと思いますが長く使うものですから、自分のライフスタイルやお気に入りのデザインで選ばれたら良いと思います。蓋付きの方が、豆が飛ばなくて良いような気がします。

4、コーヒーの入れ方は

 コーヒーメーカー・サイフォン・ドリップと色々ですが、丁寧に焙煎された豆なら機械で入れても十分に美味しいですし味のバラツキも少ないです。サイフォン・ドリップはその日の気温や火力、注ぐ勢いでプロでも一定の味を出すのは難しいです。ただ、最初から美味しいコーヒー入れられるとは限りません。豆の種類、焙煎度合い、豆の量、水の量、火加減、注ぐ勢い等で味は変わってきます。これだけは、試してみるしか無いようです。

 コーヒーメーカーでは、豆の量と水の量だけですが、サイフォンでは、火加減と時間が加わってきます。私は、普段はコーヒーメーカーで入れていますが、サイフォンの時は弱めの火で時間を長くといった方法でやっています。あまり豆で浮気をせずに、この豆と決めたら色々試してみると良いです。

5、コーヒーカップにひと工夫

 同じコーヒーを飲むのなら、お気に入りのコーヒーカップ(マグカップ)の方が、よりコーヒーが美味しく感じられます。マイカップを探しましょう。

 私のお気に入りは、大倉陶園の白地にブルーの絵柄のマグカップですが、百貨店のバーゲン台で手に入れた物を10年来使っています。自分の手になじみ飲みやすいカップを探しましょう。

*コーヒーの味は、その日の体調によっても変わってきます。少し体が重く感じるときには、コーヒーショップでもアメリカンにしています。

*初めての店では、ブレンドコーヒーを飲んでみては・・・ブレンドはその店の主張です。

 終わった! ようやく、冷や汗から解放されそうです。次は、気楽にブログを書くぞ!

ハワイの話

 2~3年に一度は、ハワイの風(特にコナ)が恋しくなりハワイ観光局ツアーデスク(家内の事です)でチケット・航空券を確保し行っています。

 特に、ハワイ島は大のお気に入りで、コナ空港に着くと、「あっ この風 この風」といった具合で日頃の事が全て吹っ飛んでしまいます。

 今のお気に入りは、宿からコナの町まで50~60分軽くジョキングして町はずれのカフェで、海を眺めながらゆっくりコーヒータイム、「なんと贅沢な時間を過ごしているんだろう」と一人ご満悦といったところです。

ブレンドコーヒーが一杯2~3ドル、安くつきます。コナコーヒーも有りますが5ドル位はしたと思います。

 前回行った時には、3日目位で席に着くと勝手に、いつものコーヒーが出てくるようになりました。「僕って、ハワイ通」てな気持ちになってしまいました。

いつかは、町までもう少しという所でバテてしまい歩いていたら、近くの家からジョキングオヤジが出てきて「ツゲザ―(一緒に!)」と笑顔で声をかけてくれて、しばらく併走してくれましたが、僕の体力が付いていかず、だんだん遅れていくと、また「ツゲザ―」、思わず「走れたら走ってるわ ボケ」と、つい日本語で呟いてしまいました。(自分の不甲斐なさを人にぶつけるオヤジです。)

 コナの町でのお気に入りのお店は「フィッシュ・ホッパー」、海に沈む夕日を眺めながらの夕食はオツなものです。

 少し遠出をするなら(車で30分?)フォーシーズンズホテルのランチも、ちょっとゴージャスな気分に浸れるかなと思います。ホテルに入るゲートで、車を止められますが「ランチ」の一言でOK、正面玄関まで行くとホテルのボーイ?さんに車を預ける事になりチップ(5~10ドル?)が要りますので、玄関手前の駐車場に自分で車を止めた方が安くつきます。海沿いのレストランは、眺めも最高です。場所が解らなければ「ランチ」「レストラン」「シーサイド」「ハンバーガー」の3つ4つの単語を連発すればどうにかなると思います。ただし、アメリカンサイズですから、1つ頼んでシェアする事をお勧めします。

 もしも、コンドミニアムに泊まられるのなら、食材の購入は「コストコ(現地ではコスコ)」が絶対オススメです。特に生マグロとプレミアムビーフは食べる価値あり!

生マグロは、鉄火丼にして残りは漬けにして翌日は漬け丼というのも、イケますよ!

実はハワイで牛肉を買っても外で食べても、美味しいと思った事は無いのですが、コストコのプレミアムビーフは安くて美味しいの一言です。是非、試して下さい。

日本のコストコカードで入店OKです。チェックは甘いです。というより、ほとんど見てません。

 というわけで、コンドミニアムではライスクッカーをリクエストしておいて、日本からコメを持参れば万全です。意外とそうめんやうどんも重宝します。

私の山登り

 若い頃は、正月を待ちわびてピッケル片手に山に登っていましたが、仕事・介護・嫁さん・・・・に追われてついつい山から遠ざかるという一般的なパターンにはまって、気がつけば還暦を過ぎているオッサンです。

 最近、初めてゴアテックスのアウターをバーゲンで手に入れました。必要もないのに街で着てニヤニヤしています。雑誌に掲載されている山道具をみながら、次はソロ用テント、クッカー、寝袋と夢を膨らませています。家内からは、「使いもしないのに道具ばかり買って」と、お決まりの言葉が帰ってきます。

 「なかなか山に行けないのだから、せめて道具くらいは!」口に出せたら男らしいのですが、そういう訳にはいきません。「稼ぎもないのに!使っているの?要るようになってから買ったら!・・・・」当然帰ってくる色んな言葉を想像してしまいます。私の友人も「大きな物を買ったら、隠しておけないから」と悩んでいました。いずこも同じ・・・・

 限られた人生、「道具から入る山行」もおつなものです。

 いつかは、南アルプスをソロで縦走とも思っていますが、もうひとつ、ハワイ島でマウナケアに是非登ってみたいと思っています。オニズカビジタ―センターから一人でのんびりトレッキングなんて、考えただけでもゾクゾクします。ビジターセンターまでの足をどうするか?南国ですが4205メートルの山ですからダウンは?登山届は英語?往復の時間は?・・・・調べなくては!

 もし、トレッキングでのマウナケア登山の経験のある方は、64歳のオッサンという事を考慮してアドバイス頂けましたら有り難いです。

 因みに、今は六甲の山を2月に1回位、沢も含めてゼイゼイ言いながら登っています。